四谷ポカスペ
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【ポーカープリフロップ戦略】初心者が陥りがちなレンジ表の誤解

ポーカー戦略

2024年9月7日

【ポーカープリフロップ戦略】初心者が陥りがちなレンジ表の誤解

目次

記事内のポーカー用語集(初心者向け)

この記事を理解する上で重要なポーカー用語をいくつか説明します。

用語説明
プリフロップカードを配られてから最初の共通カード(フロップ)が出るまでの期間
フロップテーブルの中央に出される最初の3枚の共通カード
ポストフロップフロップが出た後のゲーム展開
レンジプレイヤーが持っている可能性のあるカードの範囲
スタックプレイヤーが持っているチップの量
ポジションテーブルでの座席位置。行動順序に影響する
スーテッド同じマーク(スート)のカード

はじめに:よくある誤解

ポーカーを始めたばかりの方にとって、「プリフロップ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?プリフロップとは、カードを配られてから最初の共通カード(フロップ)が出るまでの期間のことです。

プリフロップの戦略として、「ハンドレンジ」「プリフロップレンジ」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。 ない方はヨコサワ氏が解説している以下の動画を見てみてください。

このプリフロップに関して、ポーカーをはじめたての初心者が陥りがちな誤解をいくつか紹介します:

これらの考え方は、実は間違っているんです。では、本当はどう考えればいいのか、一緒に見ていきましょう。

プリフロップって何?本当の勉強法とは

プリフロップは確かに大事ですが、レンジ表の通りに完璧にプレイすることだけを目指すのは間違いです。私自身、

「レンジ表通りにプレイすれば勝てるはずなのに、ポストフロップがどうもうまくいかないレンジ表が悪いかもしれない、レンジ表を変えてみよう」

というようなことをやっていましたが、レンジ表を変えても結果は変わりませんでした。
結論から述べると、大切なのは、自分の手札だけでなく、相手の持っている可能性のあるカード(これを「レンジ」と呼びます)も考えることです。

例えば、自分がKQ(キングとクイーン)を持っているとき、相手はどんなカードを持っているかを想像してみましょう。相手が強いカードを持っているなら慎重に、弱いカードなら攻撃的にプレイするなど、状況に応じて判断できるようになることが重要です。

プロの真似をすれば勝てる?そう簡単ではありません

プロのプレイを真似れば簡単に勝てる、なんてことはありません。プリフロップで戦略は確かに大切ですが、それ以上に重要なのは、フロップ以降(ポストフロップ)のプレイです。
特に初中級者は、ハンドレンジや戦略が明確でなく適当に気分でプレイしていることが多いです。
例えば、A5sはBBからのブラフ3bet, 4betに適したハンドですが 初心者はコール頻度が高いので、レンジ表通りにbetしていると、毎回ポストフロップで降りる羽目になります

プリフロップで完璧な判断をしても、その後のプレイで間違えてしまえば勝てません。逆に、プリフロップで少し間違えても、その後のプレイで挽回することもできるのです。
どれだけ正確にレンジ表を再現するかは実は重要ではなく、本質は相手のレンジを考えることです。

全てのカードに対応する必要はあるの?

ボードカバレッジ

ボードカバレッジとは、どんなカード(フロップ、ターン、リバー)でも、自分の手札がある程度対応できる状態を作ることです。
これは、あなたが強いハンドでしかフロップに参加していない場合で、フロップがローボード(357, 235, 238など)だった場合に容易に相手に攻略(エクスプロイト)されることを防ぎます。
相手が上手いければ上手いほど、この考え方は重要ですが、はじめたてのあなたはそこまで気にする必要はありません。

例えば、強いカード(KやQ、ペアのAAなど)だけでプレイしているとします。この場合、低いカードが出たフロップではあまり強くなれないかもしれませんが、それでも問題はありません。
なぜなら、相手はあなたがどんなカードを持っているかを完璧に知っているわけではなく、あなたの手を完全には予測できないからです。

一方で、弱いカード(低いペアやスーテッドコネクターなど)を無理に使ってボードカバレッジを広げすぎると、ポストフロップ以降で逆にプレイが難しくなり、失敗する可能性が高くなります。
プリフロップコール → フロップでbetされてfold を繰り返していたら、いつの間にかチップが減っていた・・・というシーンは身に覚えがありますよね?
だから、初心者にとってはまず自信を持ってプレイできる、強いカードを中心に戦略を組み立てる方がいいでしょう。

ボードカバレッジの目的は、すべてのカードに対応することではなく、自分の強い手を隠しながら、相手にプレッシャーを与えることです。
慣れないうちは、無理にすべてのフロップに対応しようとするよりも、強い場面で自信を持って攻めることが大切です。

混合戦略

ボードカバーと似た言葉で「混合戦略」という考え方もあります
混合戦略とは、ポーカーのプレイで同じアクションばかり取らないように、異なる選択肢(チェック、ベット、レイズなど)を組み合わせる戦略のことです。
これは、相手に自分のプレイパターンを読まれないようにするために非常に重要な考え方です。

例えば、強い手札(トップペアや強いドローなど)を持っているときに毎回ベットをしていると、相手は

「この人がベットしている時は、強い手を持っているんだな」

と簡単に気付いてしまいます。これでは、相手に自分の戦略が読まれてしまい、逆に相手が有利になってしまうことがあります。
これを「エクスプロイト(利用される)」といいます。

混合戦略を使うことで、相手に自分の手を読まれにくくできます。
例えば、時々強い手札でもチェックをしたり、逆に弱い手札でも小さなベットをしてみたりすることで、相手は

「この人がチェックしている時は必ずしも弱い手札ではないのかもしれない」

と思うようになります。これによって、相手にプレッシャーをかけ続け、自分のペースでゲームを進めやすくなります。
ただし、この考えも初心者のうちは不要です。強い手札で強気にbetしましょう。

深いスタックではどう変わる?

スタック(持っているチップの量)が多いときは、少し考え方が変わります。

  • ポジション(座っている位置)がより重要になります。有利なポジションからは、より多くの種類のカードでプレイできます。
  • スーテッド(同じマークのカード)の価値が上がります。例えば、KQよりも6と5のスーテッドの方が良いこともあります。

ただし、これもかなり深い話なので、最初のうちはあまり気にしなくて大丈夫です。

まとめ

  • プリフロップどういうハンドでプレイするかは大切ですが、相手の手札を考えることがより重要
  • プロの真似だけでは勝てない、フロップ以降のプレイが重要
  • 全てのカードに対応する必要はない。強いハンドで強気でプレイ
  • レンジ表は参考程度に。完璧に暗記する必要はありません。
  • スタックが深いときは少し考え方が変わりますが、最初は気にしなくて大丈夫です。
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