2024年12月6日
ポーカーのポジション戦略|BTN・BB・UTGを完全マスター
目次
「ポーカーはポジションのゲーム」と言われるほど、 ポジションは勝敗を左右する重要な要素です。 BTN、BB、UTGなど、各ポジションの特徴と戦略を 完全マスターして、勝率を大幅にアップさせましょう!
ポジションの重要性
同じハンドでも、ポジションによって期待値が大きく変わります。 良いポジションでは平凡なハンドでも利益的に、 悪いポジションでは強いハンドでも慎重にプレイする必要があります。
ポジションとは何か?なぜ重要?
ポジションとは、ディーラーボタンを基準とした テーブルでの座席位置のことです。 なぜこれがそんなに重要なのでしょうか?
ポジションが重要な3つの理由
1. 情報量の差
後のポジションほど、相手のアクションを見てから 判断できるため、より多くの情報を得られます。
2. イニシアチブの保持
良いポジションでは、ポットサイズをコントロールしやすく、 相手にプレッシャーをかけやすくなります。
3. ブラフの効率性
ポジションがあると、ブラフが成功しやすく、 相手のブラフも見抜きやすくなります。
プロプレイヤーの収益の70%以上は、 良いポジション(BTN、CO)からのプレイによるものです。 ポジションの理解は、上達への最短ルートです!
各ポジションの名前と特徴
6人テーブルを例に、各ポジションの名前と特徴を解説します。 ポジションは時計回りに移動していきます。
ポジション | 略称 | 特徴 | 難易度 |
---|---|---|---|
ボタン | BTN | 最も有利。全員のアクション後に行動 | 易しい |
カットオフ | CO | 2番目に有利。BTNをフォールドさせればポジション獲得 | 易しい |
ハイジャック | HJ | 中間的。まだ後ろに2人いる | 普通 |
アンダーザガン | UTG | 最初にアクション。最も不利 | 難しい |
スモールブラインド | SB | プリフロップは最後だが、ポストフロップは最初 | 難しい |
ビッグブラインド | BB | 既に1BBを投資。ディフェンスが必要 | やや難 |
レイトポジション(LP)
BTN、CO、HJの総称。有利なポジション。
- 広いレンジでプレイ可能
- ブラフが効きやすい
- ポットコントロールしやすい
アーリーポジション(EP)
UTG、UTG+1の総称。不利なポジション。
- タイトなレンジが必要
- 強いハンドを重視
- ポストフロップが難しい
ポジションの有利・不利を理解する
具体的な例を使って、ポジションの有利・不利を 理解していきましょう。
同じハンド(A♠J♣)での比較
UTGからの場合
- 5人のアクションが未知
- 3ベットされるリスク高
- ポストフロップOOP確定
- 期待値:-0.5BB
→ フォールドが正解
BTNからの場合
- 全員フォールドを確認済み
- ブラインドスチール可能
- ポストフロップIP確保
- 期待値:+2.5BB
→ レイズが正解
ポジションの価値
同じハンドでも、ポジションによって期待値が3BB以上も変わります。 これが積み重なると、長期的には大きな差となります。
ポジション別の基本戦略
各ポジションでの基本的な戦略と、 推奨されるオープンレンジの目安を解説します。
アンダーザガン戦略
オープンレンジ:全ハンドの約15%
- プレミアムハンド重視(AA-TT、AK、AQ)
- スーテッドコネクター少なめ
- ポストフロップはタイトに
- 3ベットに対してはほぼフォールド
ハイジャック戦略
オープンレンジ:全ハンドの約20%
- UTGより少し広め
- スーテッドエースを追加
- 小さいポケットペアもプレイ
- ポジション争いを意識
カットオフ戦略
オープンレンジ:全ハンドの約25%
- BTNをフォールドさせる意識
- スーテッドコネクター増加
- Axsは積極的にプレイ
- 3ベットレンジも広げる
ボタン戦略
オープンレンジ:全ハンドの約40-50%
- 最も広いレンジでプレイ
- ブラインドスチール重視
- マージナルハンドも利益的
- ポストフロップでアグレッシブに
IPとOOPの戦い方の違い
IP(インポジション)とOOP(アウトオブポジション)では、 戦略が大きく異なります。それぞれの特徴を理解しましょう。
IP(インポジション)の利点
最後にアクション
- 相手のアクションを見てから判断
- ポットサイズをコントロール
- ブラフが効きやすい
- 薄いバリューベット可能
戦略:アグレッシブに、広いレンジで
OOP(アウトオブポジション)の難しさ
最初にアクション
- 情報不足での判断
- チェックレイズが主な武器
- ポットコントロール困難
- ブラフキャッチが難しい
戦略:タイトに、強いハンド重視
実戦での調整例
Cベット頻度
IP: 70-80%
OOP: 50-60%
ベットサイズ
IP: 小さめ(33-50%)
OOP: 大きめ(66-75%)
ブラフ頻度
IP: 高い
OOP: 低い
ポジション感覚を磨く練習法
ポジションの理解は知識だけでなく、 実戦での経験が重要です。効果的な練習方法を紹介します。
段階的練習法
ステップ1:BTNのみプレイ
最初はBTNだけでプレイして感覚を掴む
ステップ2:LP全体に拡大
CO、HJと徐々に広げていく
ステップ3:全ポジション
EPやブラインドも含めて練習
効果的な練習環境
低レートから始める
プレッシャーを減らして基礎を固める
友人とのゲーム
リラックスして試行錯誤できる
ハンド履歴の分析
ポジション別の収益を確認
上達のコツ
最初は極端にポジションを意識してプレイしましょう。 BTNでは積極的に、UTGでは超タイトに。 慣れてきたら徐々に調整していけばOKです。
四谷ポカスペでポジション戦略を実践
ポジションの理解は、実戦での経験が何より重要です。 四谷ポカスペでは、経験豊富なディーラーが ポジションプレイのアドバイスもいたします。
- 初心者専用テーブル:ポジションの基礎から学べる
- 戦略アドバイス:各ポジションでの最適プレイ
- ハンドレビュー:プレイ後の振り返りで上達
- 少人数制:じっくりポジションを意識して練習
まとめ:ポジションをマスターして勝率アップ
ポジションはポーカーで最も重要な概念の一つです。 良いポジションでは積極的に、悪いポジションでは慎重に。 この基本を守るだけで、勝率は大きく向上します。
まずはBTNでのプレイから始めて、 徐々に各ポジションの特徴を体感していきましょう。 理論と実践を繰り返すことで、必ずポジション感覚は身につきます。
ポジションを制する者がポーカーを制す。今日から実践しましょう!
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